8月23日に決勝が行われる夏の甲子園。2回戦で福島・聖光学院に勝利した仙台育英は、慶応高校と対戦し連覇を目指す。2年連続の「白河の関」越えなるか!?福島県白河市の神社には多くの参拝客が訪れていた。
東北に優勝旗を 通行手形贈る
栃木県との県境にある「白河関跡」 この場所を守る白河神社の宮司・西田重和さんは、1997年から毎年、東北に優勝旗が来ることを祈り出場校に「通行手形」を贈っている。

優勝旗が白河の関を越える
始めた理由を「どうしても東北の高校は弱いってイメージだったでしょ。そういった所を払拭してもらって、東北の高校もすごいんだぞって全国の高校の皆さんに知ってほしかった」と語る。願いは届き、2022年夏・仙台育英が悲願の初優勝。そして、2023年も王者の貫録を見せつけ順当に勝ち上がり、史上7校目の夏の大会の連覇を目指す。

福島県出身選手も祈願に訪れる
仙台育英を支える地元・福島県泉崎村出身の湯田統真投手。2022年12月に神社を訪れ、絵馬に「また優勝します」と思いを込めていた。西田重和宮司はその時の様子を「自信を持ったような感じはしましたね。仙台育英が優勝して、俺たちは甲子園で優勝したチームだぞっていう自信が」と話す。

必勝祈願に多くの参拝客
決戦を前に、神社には仙台育英を応援しようと多くの参拝客が訪れていた。宮城県から参拝に来た人は「ここで祈願して、明日は西にパワーを流してやろうと思っています」群馬県から訪れた人は「連続優勝も夢じゃないと思っていますので、普段の力を発揮できるようにと祈願いたしました」と話す。

2年連続の「白河の関」越えなるか!?福島からもエールをおくる。
(福島テレビ)