新型コロナが5類に移行した中で、かつての日常が少しずつ戻ってきた夏休み。

皆さんはどのように過ごしたのだろうか?

この夏を振り返る。

4年ぶり!自由な夏休み どうだった?

「この2年は用事で行っても少し顔を見るだけで長く遊べなかったね?」(祖母)

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「うん!前からここ(札幌)に来るのを待っていたの!」(孫)

「この子にとって今年は『こんな世界があったんだ』という感じなんだと思います。コロナ禍まっただ中に生まれた3歳児なので、盆踊りなどの『人混みに行ってもいいんだ』と」(札幌市民)

「みんなの笑顔がニコニコで、それで私もニコニコで笑顔だから、コロナはもうちょっと、なくなってほしいという感じがします」(札幌の8歳の小学生)

コロナ禍が一段落と思ったら、2023年は異常な暑さ!

札幌市の真夏日は8月18日で21日目で、平年の倍以上に増えた。

「地球沸騰の時代が来た」とまでいわれる中、子どもたちが楽しんだ場所はやはり

「海に行った!塩水が何回も口に入ったけど、すごく気持ちが良くて、暑い日の海は最高だと思った」(東京の小学2年生)

「何をやっていた夏休みか?プール一色です!暑いんで。クーラーは入れられる時は入れてという感じ。私一人の時はよくても、子どもがいるといつ倒れるか分からない。だから水分とクーラーに気をつけていた」(札幌市民)

さらにこんな水辺も

夏休み前の7月20日には札幌市中心部にこれまでになかった施設が登場した。

「おしゃれです」(神奈川県から帰省した人)

狸小路3丁目の「moyuk SAPPORO(モユク サッポロ)」に誕生した都市型水族館「AOAO SAPPORO(アオアオ サッポロ)」。

黄色い飾り羽がかわいいキタイワトビペンギンや、世界最小のフェアリーペンギンが手に届くような距離で見られるほか、魚やクラゲなど250種類の生き物が観察できる。

「夏休みということもあり、小さいお子様を中心にお客様が来ている。夜はカップルの方などが楽しまれる姿が見られた1カ月間だった」(AOAO SAPPORO・浅井洋平支配人)

来場者からは「魚などがすごくきれいで楽しいです」(札幌の小学4年生)「身近にこのような場所が出来てすごくうれしい。楽しい」(札幌市民)という声が聞かれた。

新旧水族館が手を組んだ!

一方、札幌の地下歩行空間にはこんな巨大な広告が。

「AOAOサッポロがいよいよオープンだって!道民は新しもの好きだから、みんな行くよね…。でもね、必ず帰ってきてね~」

2024年で65周年を迎える老舗の「おたる水族館」が出した広告。

ちょっと自虐的なこの広告、効果はあったのか?

「8月に入り去年よりも多くのお客さんに来てもらっている。お客様の笑顔が見られるというのが、我々のやりがいにつながるので感慨深い」(おたる水族館・古賀崇学芸員)

実はAOAOサッポロで生き物を飼育しているのは、おたる水族館の飼育員。

あの広告は新旧の水族館が手を取り合って企画したものだったのだ。

「AOAOサッポロに行って、おたる水族館にも興味を持ってもらう。水族館全体に興味をもってもらえるような広告にしようと」(おたる水族館・古賀崇学芸員)

おたる水族館の来場者からは「娘が水族館に行きたいと言っていて、おたる水族館を調べてみたら、楽しそうだったから」(旭川市からの家族連れの母親)「たのしいよ~」(娘)との声が。

AOAOサッポロとのコラボが相乗効果を生んでいる「おたる水族館」。

3年前に発売したある「おみやげ」がこの夏、謎の売れ行きをみせているという。

こちらは、オリジナルタオル。様々なものが取り揃えられている。

水族館の生き物たちをかわいらしいイラストで描いたミニタオル。

中でも2023年夏、売り切れ続出なのが

「例えばスズメやウミネコ。飼育している生き物ではなく、勝手に館内にいる野生の動物を『勝手にいるシリーズ』として作っている」(おたる水族館・古賀崇学芸員)

おなじみのペンギンショーでご褒美のエサをペンギンから奪いに来る、あの”憎い奴”をユニークな商品にしたのだ。

「8月のあたまから急に売れ出し、カラスは一気に売り切れになった」(おたる水族館・古賀崇学芸員)

コロナ前の日常が戻りつつある

コロナ前の日常が少しずつ戻ってきた夏休み。

皆さんはどのように過ごしただろうか?

北海道文化放送
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