前向きな言葉で見た人を明るい気持ちにさせるユニークなはんこが話題を呼んでいる。ひと味違ったコミュニケーションの手段として学校の先生にも好評の「消しゴムはんこ」の展示会を取材した。

200種類以上の「消しゴムはんこ」を展示

「センスがいいね」「すごい!カッコよすぎる」など、人から言われると思わずテンションが上がる言葉の数々。実は全て、消しゴムを削って作ったはんこだ。

思わずテンションが上がる言葉の数々が掘られた「消しゴムはんこ」
思わずテンションが上がる言葉の数々が掘られた「消しゴムはんこ」
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高知蔦屋書店で開かれた「消しゴムはんこ展」。

高知市の消しゴムはんこ作家・田内梢さんの初めての個展だ。

田内さんが本格的に活動を始めたのは、2021年。2児の母として仕事と子育てに奮闘するも体調を崩し、リハビリを兼ねて趣味だった消しゴムはんこ作りを始めた。

手彫りのはんこはネットで販売をしていて、1個1,500円。200種類以上あるはんこの半数以上を占めるのが、学校の先生向けのシリーズだ。教師と子供たちとのやりとりに登場しそうなポジティブな言葉を彫っている。

一番人気の消しゴムはんこ 「『いいね!』を100回押したい」
一番人気の消しゴムはんこ 「『いいね!』を100回押したい」

中でも一番人気は、「『いいね!』を100回押したい」だ。

忘れ物をしがちの人にオススメのはんこ 「名前を書きましょう」
忘れ物をしがちの人にオススメのはんこ 「名前を書きましょう」

また、よくあちこちに忘れ物をする人には、「名前を書きましょう」のはんこがオススメだ。

前向きな言葉選びを大切に…

会場には、実際に田内さんのはんこを愛用している教師も訪れ、その使い心地に“太鼓判を押して”いた。

お客さん第1号の教師(東京から・四国旅行中):
手作り感の温かみだったり、普段売っているものよりも押し心地もそうですし、普段ないものなので、子供の反応もいいので使っていいなと思っています

消しゴムはんこ作家・田内梢さん:
見た時の人の気持ち、押した人の気持ちを一番に考えておりまして、前向きな言葉選びを大切にしています。コミュニケーションツールとしてもはんこを見て使っていただきたいですし、ワクワクした気持ちになってもらえたらうれしいなと思っています

会場には、ほかにも皿鉢(さわち)をモチーフにしたものや、高知の花をイメージしたはんこも展示されていた。

先生向けのはんこは120種類あり、18万円でセット販売もしているが、「まだ売れたことはない」という。

(高知さんさんテレビ)

高知さんさんテレビ
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