国民民主党の代表選は、3日午後、立候補の受け付けが行われ、現代表の玉木雄一郎氏と、代表代行の前原誠司氏との一騎打ちの構図となった。

玉木氏は3日の会見で、「政策本位で与野党を越えて連携、協力する」とする一方、「自民党の補完勢力ではないかとよく言われるが、我々は政権交代を目指す」と強調した。
さらに、非自民・非共産で政権交代を目指すとする前原氏に対し、玉木氏は、「野党の大きな固まりをつくるために、我が党をなくしていいという立場に立つのか。なくすことを考えているなら、党員・サポーターにも明確に言うべきだ」と真っ向から批判した。

一方、前原氏も3日会見し、「与党と対峙していく」とした上で、「政策本位の非自民・非共産の野党結集を進めていく」と述べ、政策本位を強調した。
さらに前原氏は、玉木氏について「党を大きくすると言っていて、大きくなっていない。今の路線だと国民民主党はなくなる。永遠に政権交代はできない」と批判し、「どちらが本当に政権交代までたどり着けるのか、競い合いたい」と述べた。
政策本意で自民党との協調も排除しない玉木氏と、立憲民主党や日本維新の会などを念頭に野党結集を目指す前原氏。
国民民主党の行く末を大きく左右する代表選は、8月21日に告示され、9月2日に投開票が行われて、新代表が誕生する。