日本大学アメフト部をめぐる大麻疑惑について、3日朝、林真理子理事長がFNNの取材に応じ、林理事長自身が報告を受ける前から調査が行われていたことを明らかにした。これが事実であれば、学内での情報共有が円滑に行われていなかった可能性が出てきた。

林理事長は大麻疑惑について3日朝、「7月、保護者からの手紙で知った。6月にはヒアリングが始まっていた」と明かした。

FNNの取材に応じた日本大学の林真理子 理事長(3日午前7時ごろ)
FNNの取材に応じた日本大学の林真理子 理事長(3日午前7時ごろ)
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林真理子 理事長:
7月初旬に(保護者からの手紙が)きた。

理事長自身は通報の手紙で知ったというが、その前からヒアリングはされていたという
理事長自身は通報の手紙で知ったというが、その前からヒアリングはされていたという

ーー(部内での)調査はいつから?
手紙の前に、多分あったと思う。やはり、私たちに通報(保護者からの手紙)があった前ですから、その前からヒアリングはしてると聞いている。

ーーヒアリングは部員に?
あと監督ですとか。

林理事長はさらに、報道陣に2日「違法な薬物が見つかったことは一切ない」と否定したことについて、「『今のところは』見つかってないという意味」と軌道修正し、釈明している。

2018年に悪質タックル問題、その後は元理事長の脱税事件などがあり、改めて日本大学のコンプライアンス意識が問われる事態となりそうだ
2018年に悪質タックル問題、その後は元理事長の脱税事件などがあり、改めて日本大学のコンプライアンス意識が問われる事態となりそうだ

万が一、違法薬物が確認された場合は「会見を開いて対応する」と明言しているが、5年前の悪質タックル問題や元理事長の脱税事件などで指摘された日大のコンプライアンス意識が、あらためて問われる事態となっている。

(「Live News days」8月3日放送より)

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