厳しい暑さが続く中、街のみなさんやSNSからは、夏に役立つアイデアがたくさん。
そこで今回の「ココ調」は、「猛暑に対抗するためのライフハック」を調査する。
脇に氷を挟む!体全体を効果的に冷やす方法
猛烈な暑さが続く2023年の夏。
街のみなさんはどのような工夫をして過ごしているのだろうか?

40代:
脇に氷挟んだりとかしてます。保冷剤を脇に挟むようなやつがあるんですけど、冷え方が全然違います。

専門家によると、脇の下には太い静脈があるため、体全体を効果的に冷やすことができるということだ。

30代:
今の日本、外はこれがないとさすがに歩けない。まだ、はやってないけど、多分来るよね。“保冷バッグ時代”。

この夏から“保冷バッグ”を普段使い。
バッグの中には、凍らせたドリンクや冷却シートなど暑さ対策アイテムが入っている。

みなさんいろいろな工夫をしているが、他にもないか調べていくと、SNSには、夏に使えそうなライフハックがたくさん投稿されていた。

今、SNSに多く投稿されているのが、飲み物の冷やし方や氷に関するものなど、「冷え冷え系のライフハック」。

まずは、ぬるい缶のドリンクを短時間で冷やす方法。

使うものは、「キッチンペーパー」。
手順は、キッチンペーパーを水でぬらして、冷やしたい缶のドリンクに巻きつける。
あとは、それを冷蔵庫で冷やすだけ。

ぬらしたキッチンペーパーを巻いたものと、なにもしていないものを15分間冷やし、

その温度を水温計で比べてみると、2℃以上差が出た。

専門家によると、液体が蒸発するときに必要になる「熱」を缶から奪うため、より冷えやすくなるということだ。
ちなみに、ペットボトルにも効果がある。
真夏にアイスを溶かさず持ち運ぶ方法
続いて、SNSで話題の「氷」に関する4つのライフハック。

まずは、氷を時短で作る方法だ。
SNSで200万回以上も再生されている話題のライフハックをご紹介。一般的な冷凍庫だと2時間かかる氷を、短い時間で作ることができるというもの。

まずは、ステンレス製のトレーの上にアルミカップを並べる。

そこに水を注ぎ、冷凍庫へ入れる。

待つこと40分。冷凍庫で作る3分の1の時間、40分で氷が完成。

アルミニウムは、熱を伝えやすい素材のため、プラスチックなどの製氷皿で冷やすよりも早く氷になる。

続いては、冷たい麦茶のストック術。
この時期、冷蔵庫からすぐになくなりがちな「麦茶」の問題を解消。

まずは、水500ミリリットル当たり、麦茶パックを2つ入れて煮だし、「濃い麦茶」を作る。

お茶を冷ましたら、製氷皿に移し冷凍庫に入れるだけ。

飲みたくなったときは、濃い麦茶氷を水で溶かせばいつでも冷たい麦茶が飲める。

原田葵 アナウンサー:
冷たくておいしい!しっかりと麦茶の味がします。
3つ目は、外でもアイスを溶かさずに持ち運ぶ方法。

保冷機能のある水筒にアイスを入れて、その隙間に氷を詰めれば、真夏でもしばらく溶けることなくアイスを持ち運ぶことができる。

手元の温度計約35℃の日陰に置き、1時間半放置してみた。

原田葵 アナウンサー:
お~まだ溶けてないです!形をとどめています。すごい。
水筒用の氷で溶けにくく&ハッカオイルで爽快・体感温度低下
4つ目は、「溶けにくい水筒用の氷の作り方」。
SNSに多数の投稿をしている、主婦ライフハッカーの中村美咲さんに教えてもらう。

主婦ライフハッカー・中村美咲さん:
水筒などにも使える、普通の氷よりも溶けにくい氷の作り方をご紹介したいと思います。

まずは、冷凍保存ができるジッパー付きの袋に3分の1程度の水を入れ、

割り箸と輪ゴムを使い3等分にする。

これを凍らせれば水筒用の氷が完成。

専門家によると、同じ体積の一般的な氷と比べて表面積が小さくなるため、溶けにくくなるそうだ。

続いて、中村さんに教えてもらうのは、換気をするときに体感温度を下げるライフハック。

主婦ライフハッカー・中村美咲さん:
ドラッグストアなどで買える、ハッカオイルを使ったものを紹介したいと思います。

スースーと爽快感のある香りがするハッカオイルを、水に2~3滴垂らし、ぞうきんなどの布にしみこませる。

ハッカオイルを染みこませたぞうきんで網戸をふけば、リフレッシュ効果のある涼しげな香りが室内に流れ込む。

原田葵 アナウンサー:
スッとしたにおいが鼻に入ってきて、気持ちとして心地よい感じがします。

ハッカオイルには体感温度を下げる効果のほか、虫を寄せ付けない防虫効果やカビを防ぐ効果もあるので一石三鳥。

まだまだ暑い日が続く夏。涼しく過ごせるライフハックを試してみてはいかがだろうか。
(「めざましテレビ」『ココ調』7月31日放送分より)