福島第一原発の処理水を海洋放出する計画をめぐる日本と韓国の局長級の協議が7月25日、東京・外務省で行われ、日本側は「意思疎通を継続したい」と求め、早ければ8月にも次回の協議を行うことで一致した。
協議には、外務省の海部軍縮不拡散・科学部長と、韓国外務省のユン・ヒョンス気候環境科学外交局長らが出席した。
このなかで日本側は、海洋放出の安全性の確保に向けた取り組みを進めていくことを説明。万が一、モニタリング調査を行うことで、放射性物質の濃度が基準値を超えるなどの問題が発生した場合には、直ちに放出を中断することを含め、適切な対応をとることなどを説明した。
その上で、日本側は「韓国との意思疎通を継続したい」と述べ、両者は早期に再び協議を行うことで一致した。次回の協議は、早ければ8月にも行われる見通しだ。