国連の安全保障理事会は、18日、AI=人工知能に関する初めての会合を開き、リスク管理の必要性を訴える声が相次いだ。
会合で国連のグテーレス事務総長は、悪意を持ってAIが使用された場合、「想像を絶するレベルの死と破壊を引き起こす」と警告し、一部の国が、AIを管理する新たな国際機関の創設を求めていることに、賛同する考えを示した。
AIをテーマにした安保理会合は今回が初めてで、参加国からは、AIによる誤った情報の拡散や軍事目的で利用されるリスクが指摘され、国際協調の必要性を訴える声が相次いだ。
一方、ロシアは「AIを国際的な平和への脅威と結びつける試みは人為的」と主張し、国を超えた監視機関を設置することに、反対の立場を表明した。