記録的大雨による被害が徐々に明らかになる中、秋田県内の4つの市と町では災害ボランティアの受け付けが始まっている。ボランティアに参加するときは、どのようなことに注意すればいいのだろうか。

「災害ボランティア」の役割

災害ボランティアは、浸水した住宅から家具などを運び出したり、泥をかきだしたりする。作業は床上浸水した住宅から始まり、1人暮らしの高齢者などが優先される場合が多い。

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現在、秋田市・能代市・男鹿市・五城目町の社会福祉協議会で災害ボランティアの受け付けが始まっている。各市町村の災害ボランティアの状況は以下の通り(7月18日時点)。

秋田市は、住んでいる場所・年齢を問わず募集している。

能代市は、県内に住む18歳以上の人が対象で、災害ごみの運び出し・家具や室内の掃除・泥落としなどを行う。活動は18日から始まっている。

男鹿市は、男鹿市在住、または市内で働く人が対象。

五城目町は、18歳以上が対象で、住んでいる地域は問わない。町内は断水しているため、軽トラックやタンク・ポンプ・高圧洗浄機などを持ってくるよう協力を呼びかけている。

秋田市・男鹿市・五城目町の活動は19日から始まっている。

ボランティア参加 注意することは?

ボランティアに参加するときは、どのようなことに注意すればいいのか。

【最新の情報を確認】
被災の状況はそれぞれ異なる。ニーズによって1日あたりの受け入れ人数を制限する場合があるので、SNSやサイトから最新情報の確認を。

【ボランティア保険への加入】
活動中のけがのほか、誤って置き物などを壊した場合などの損害賠償責任も補償される。保険はボランティア自身の備えであるとともに、被災した人が安心してボランティアに依頼できる備えでもある。

【装備・携行品を準備】
必要な備品や活動に適した服装は、すべて自分で手配する。被災地ごとに必要なものが変わるため、事前に確認が必要。また、被災した地域では、ものの調達が難しいことがある。食事・宿・交通手段は事前の確保が必要。

被災者の負担が増えないよう、事前に確認・準備をして参加することが大切だ。

(秋田テレビ)

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