香川・高松市の路上で、7月14日朝、61歳の男性が何者かに襲われ重傷を負った。
警察は、被害男性が役員を務める会社の社員、淵崎満仁容疑者(49)を17日、殺人未遂の疑いで逮捕した。

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ゴルフクラブで殴り、果物ナイフで刺す

警察によると、淵崎容疑者はマスクなどで顔を隠した状態で背後から近づき、被害男性の首をゴルフクラブで殴打。

背後から被害男性の首をゴルフクラブで殴打
背後から被害男性の首をゴルフクラブで殴打

さらに、刃渡り10cmほどの果物ナイフで男性の胸を刺して、逃走したとみられている。

被害男性は肺などに全治約3カ月の重傷を負ったが、命に別条はなかった。

事件発生直後に助けを求められたという住民らは、当時の様子について、「(被害男性が)『殴られた』と言って来た」「胸に刺さった金物は抜かずに医者に行った」「被害男性がゴルフクラブの先を持ってきて、『それで殴られた』と言っていた」と話す。

逃げた男の行方を追っていた警察は、現場近くの防犯カメラなどの捜査から、会社の部下である淵崎容疑者を特定した。

直属の上司と部下の関係…動機は?

淵崎容疑者は、なぜ直属の上司を襲ったのか。

警察によると、2人は高松市に本社がある電気用品を扱う会社で、1年ほど前から直属の上司と部下の関係にあったという。

職場での何らかのトラブルが犯行の引き金になったのか。
調べに対し、淵崎容疑者は「ゴルフクラブで殴ったり、ナイフで刺したことに間違いない」と供述し、おおむね容疑を認めているという。

一方で、殺意があったかどうかについては曖昧な供述をしているということで、警察は動機とともに詳しい事件の経緯を調べている。

(「イット!」7月18日放送より)

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