IT大手のマイクロソフトは、中国を拠点とするハッカー集団が、アメリカの政府機関などの電子メールに不正にアクセスし、スパイ活動を行っていたと発表した。
マイクロソフトによりますと、ハッカー集団は5月中旬以降、アメリカの政府機関を含む約25の組織が使用している、「アウトルック」のメールアカウントに不正にアクセスし、機密情報を収集するスパイ活動を行っていたとしている。
マイクロソフトは、不正アクセスへの対応を完了したとしているが、被害については明らかにしていない。
これに対して、アメリカ国務省は12日の会見で、「先月に異常な動きを検知し、マイクロソフトに通達した」と明らかにし、現在もネットワークの監視を続いているとしている。