9月15日午前8時の円山動物園。

開園前にもかかわらず、チケット売り場にはすでに人がいた。

ファン待望!ゾウの赤ちゃん ようやく一般公開

ゾウの赤ちゃんを一目見ようと、午前10時にはゾウ舎の前に人だかりが。

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「函館から来た。すぐに見たかったので並んでも見ようと」(午前8時から並んだ男性)

「なるべく小さいうちに見に来ようと思った」「きのう、ちょうど娘の誕生日だったので、その記念になればと思った」(列に並んだ人)

ゾウの赤ちゃんの一般公開は9月15日から屋内で始まった。

あまりのかわいさに 来園者も思わず笑み

赤ちゃんはメスで現在、体重が183キロ。

生まれた時から70キロ以上も体重が増えた。

母親・パールのそばを離れず、べったりとくっついて甘える赤ちゃん。

その姿に来園者も思わず笑みがこぼれる。

「かわいいね。毛がパヤパヤでね。似たような毛だよね」「たべてた。はっぱ。かわいかった」(来園者)

「準間接飼育」での赤ちゃんゾウの出産は国内初

8月19日に生まれたゾウの赤ちゃん。

飼育員が檻の中に入らずに飼育する「準間接飼育」での出産は国内初の快挙だ。

生後7日目、母親パールのまねをして鼻で干し草をつかもうとする赤ちゃん。

生後11日目になると、屋内を走り回る姿も見られるようになった。

9月11日には、

寝ている間に置いていかれ、泣いてしまった。

その声を聞いてパールがとんで来る。

愛称は5つの候補から投票で!

そんな赤ちゃんゾウも生まれて間もなく1か月。

愛称を決める投票も9月15日から始まった。

名前の候補は母親パールの出身地・ミャンマーの言葉で「タオ」「ラパー」「ラタナー」「チャウ」「パダウ」の5つの中から決まる。

「子どもは特別な存在というか、大切な『宝物』なので『ラタナー』がいいかな」「子どもが『かわいい』の意味の『ラパー』がいい、と言った」(来園者)

投票は10月15日まで、結果は10月21日に発表される。

ゾウの赤ちゃんは屋外に出る練習も始めていて、徐々に慣れていけば9月末ごろには外での公開ができるかもしれないということだ。

北海道文化放送
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