ご当地マンホールは日本全国でお国自慢の観光アイテムとなっているが、広島では、県内各地のご当地お好み焼きをかたどったマンホールがお目見えした。

仕掛け人はお好み焼きの全国、海外展開をはかるオタフクソース

五十川裕明記者:
ネギや麺、そして砂ずり(砂肝)などが詳細に描かれています

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五十川記者:
ご当地のお好み焼きのマンホールです。1枚1枚、表情がしっかりと違います

11種類のご当地マンホールは、広島県の8市2町のご当地お好み焼きをカラフルに模したもの。

材料など細部まで再現。発注したのは、広島のお好み焼きを日本全国に広め、海外展開もしているオタフクソース。

オタフクホールディングス・大内康隆執行役員:
ソースがここ垂れている。いいですね

左下にソースが垂れている
左下にソースが垂れている

マンホールを作る、こちらの工場でも、過去に例のない最高難度の特注品だという。

友鉄工業・友廣和照社長:
尾道焼は砂ずり(砂肝)が特徴ですから、これが砂ずり(砂肝)です。これは色がないと分からないですけど、ちゃんと砂ずり(砂肝)が入っている

砂ずり(砂肝)の部分
砂ずり(砂肝)の部分
右下が砂ずり(砂肝)
右下が砂ずり(砂肝)

このご当地お好み焼きマンホールは、2022年に創業100周年を迎えたオタフクソースが、社員から出たアイデアをもとに企画したもの。

専門業者らとデザイン作成から、2年がかりで完成させた。県内で自治体横断で同じコンセプトのデザインマンホールが設置されるのは今回が初という。

最も難しかったのは、海鮮とうどんの「因島村上海賊焼き」

五十川記者:
今回のマンホール作りで最も難航したひとつが「因島村上海賊焼き」です

五十川記者:
海鮮がふんだんに使われています。うどんと海鮮の幸のコラボレーションがぜいたくで、とてもいいですね

因島村上海賊焼きは、もともと地元に根付いていたうどん入りのお好み焼き「いんおこ」に大きなタコやエビ、ネギをのせたもの。マンホールでは、タコやエビがふんだんにのった様子を忠実に再現。

尾道市観光課・山本淳課長:
我々もすごく嬉しいですね。すごくきれいですし、しまなみ海道もあって、海賊焼きもよく再現されていると思いますね

オタフクホールディングス・佐々木茂喜社長:
まずは広島県内の方に、もう一度広島県のよさを再発見してほしいなと。そのきっかけになればと思っています

11種類のマンホールはこれから、各市町に順次設置される予定で、オタフクホールディングスは、8月1日から3カ月間、ご当地焼きのマンホールを巡るスタンプラリーも計画している。

(テレビ新広島)

テレビ新広島
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