10日には東京都都心で2023年初の猛暑日になるなど、関東は危険な暑さとなっている。熱中症対策の水分補給用として、水筒を持ち歩いている人も多いかもしれない。
この時期に重宝する水筒だが、実は入れない方がいい飲み物などがあるのことをご存知だろうか? 調理用品や家庭用品などの企画、販売を行う和平フレイズが、公式Twitterで「次のものは絶対に入れないでください」と、改めて注意を呼びかけているのだ。

その入れてはいけないものというのが、ドライアイス、炭酸飲料、牛乳、乳飲料(カフェオレ)、ジュース、味噌汁、スープ類、お茶の葉や果肉を含む飲料などだ。

カフェオレやジュースなどは、何も気にすることなく水筒に入れて使っている人もいるかもしれない。しかし和平フレイズによると、以下のような理由があるというのだ。
・ドライアイス、炭酸飲料
内圧が上がりキャップが突然飛んでしまいます。
・牛乳、乳飲料(カフェオレ)、ジュース
腐敗や変質してガスの発生から内圧が上がりキャップが突然飛んでしまいます。
・みそ汁、スープ等
塩分によるサビの発生原因となります。
・お茶の葉、果肉を含む飲料物
隙間に詰まって漏れの原因となります。
このツイートに、Twitterユーザーからは、「茶葉入りいれてました」「スープジャーと水筒はちゃんと使い分けないといけないんですね…!!」などのコメントが寄せられた。

またユーザーからの「砂糖なしのブラックコーヒーもやめといた方がいいんでしょうか」との質問に対して、和平フレイズ公式Twitterは「コーヒーやお茶等の色の濃い飲料物を入れた場合はパッキンが着色する場合があります。品質上の問題はございません。内面の汚れやにおいが気になる場合は、酸素系漂白剤を入れ、キャップは取り付けず約30分ほど放置後よく洗ってください」とコメントしている。

他に、水筒の毎日のお手入れ方法については、和平フレイズの公式HPで、「食器用中性洗剤を使用し、柔らかいスポンジまたはブラシでよく洗います。洗った後は、水気を拭き取って十分に乾燥させてください。清潔に使用するため、使用後はその日のうちにお手入れを行います」と説明している。
また、手入れする際、食器洗浄機や食器乾燥機で洗うと、変形による漏れや保温・保冷不良、塗装や保護シートのはがれ・変色・腐食の原因になるため、使用しないで欲しいと注意を呼び掛けている。
水筒を利用する人には役立つ内容ではないだろうか。では、他に水筒を利用する上でのアドバイスはないか? 和平フレイズの担当者に詳しく話を聞いてみた。
スポーツドリンクの塩分や糖分はカビやサビの発生原因に
――投稿が話題になったこと、どう思う?
いろんな方に見ていただいてありがたいです。水筒シーズンに少しでもお役に立てれば幸いです。
――お茶の場合、お茶の葉を除けば入れてもよい?
大丈夫です。茶こしを使う・急須に出す・ティーバッグ・粉末タイプなどで淹れてください。
――スポーツドリンクは入れても大丈夫?
使用出来ますが、その日のうちに中性洗剤で良く洗い乾燥させてから保管してください。スポーツドリンク等には塩分や糖分をはじめさまざまなミネラル成分が含まれております。お手入れが不十分ですとカビやサビの発生原因となりますので注意してください。

――入れてはいけないものを入れて持ち歩きたい時、どうすればよい?
味噌汁などであれば、スープジャーに入れてください。カフェオレや炭酸などはペットボトルを丸ごと保冷&持ち運べるグッズ(ペットボトルクーラー)がありますのでそちらに入れてください。
パッキン等の部品の確認を
――夏の水筒のお手入れ方法のアドバイスがあれば教えて!
夏に限らず、ご使用後は中性洗剤で洗ってよく乾燥させてください。水筒用の柄がついたスポンジをご使用いただくと洗いにくい箇所の汚れも落としやすいです。
――他に水筒を使う上でのアドバイスは?
水筒のパッキンやキャップユニットは消耗品です。パッキンが劣化して裂けて水漏れした事例もありますので、時々パッキン等の部品も確認してみてください。
――水筒を購入する上でのアドバイスは?
何の飲料をいれるのか、量はどのくらい欲しいか。持ち歩くときは小さいカバンなのかリュックなのか…で選んでいただければと思います。大きな氷が入る、広口タイプの水筒や目盛り付きのウォーターボトルなどもありますので選ぶ時の参考になさってください。
水筒(ボトル)が手放せない時期になりましたので、改めて入れてははいけないものの共有をさせていただきます。
— 和平フレイズ【公式】🍳🥘 (@waheifreiz) June 30, 2023
次のものは絶対に入れないでください。
・ドライアイス、炭酸飲料
・牛乳、乳飲料(カフェオレ)、ジュース
・みそ汁、スープ類
↓説明していきます。 pic.twitter.com/FOX8NAX4Eh
なお最近では、炭酸飲料を持ち運べるボトルなども発売されている。どうしても入れたい飲み物がある場合は、このような専用の水筒を使ってはいかがだろうか。
水筒の中に入れてはいけないものがあるだけでなく、手入れ方法などもわかった。水分補給が必要なこの時期、是非とも参考にしていただきたい。