菅前首相は8日、安倍元首相をしのぶ食事会で、1年前、奈良県の病院で無言の対面をした安倍氏について「今日の遺影と同じ笑顔だった」と語り、涙ぐんだ。
出席者が明らかにした。
菅氏は、安倍氏の銃撃事件後、奈良・橿原市の病院に急行し、遺体と対面している。
菅氏は8日、安倍氏の一周忌の法要後に、東京・港区のホテルで開かれた食事会「直会(なおらい)」で挨拶し、安倍氏は「今日の遺影と同じ笑顔だった」と語り、涙ぐんだ。
出席者によると、この挨拶を受け、安倍氏の昭恵夫人も涙ぐんだという。
また、菅氏は、「戦後の立ち位置を作り直した人だった」と安倍氏の功績を讃え、冥福を祈った。