テニスの錦織圭選手が、復帰後2戦目となる大会に出場した。
股関節や右足首のけがを乗り越え、6月に1年8カ月ぶりの復帰戦で見事優勝。
この日の試合では、相手に左右に振られながらも粘り強いディフェンスを披露。
かつて世界ランキング4位に上りつめたフットワークでポイントを奪う。
さらに、ラインギリギリを狙いすましたバックハンドなどで、終始相手を圧倒。
連続優勝へストレート勝ちで、2回戦進出を決めた。
クランブルック・クラシック(ATPチャレンジャー) シングルス1回戦
錦織圭(世界ランク501位) 2 - 0 (6 -1、6 -2) A・ウォルトン(同237位、オーストラリア)
【試合後のインタビュー】
Q. 復帰後2大会目の初戦、勝利した今の気持ちは?
錦織圭選手: きょうはよかったですね。1セット目は、時にプレッシャーも、最初はすぐリードしていたので、プレッシャーもなく、プレーできたっていうのもあるんですけど、なんか自分が、フェデラーみたいな気持ちで、きょうはプレーできたので、めちゃくちゃよかったです。
Q. 相手はプエルトリコで対戦済み。どんなプレーで来るか、想定していた?
錦織選手: そのおかげで、すごく作戦はしっかり持ってできたので、1つは回り込んで、真ん中に来ることが多いのは分かっていたので、それをちゃんと自分から仕留めれるように意識してやりました。
Q. ボールの感触とか、どうですか?
錦織選手: 今週はですね、結構速いですね。ミディアムというか、ミディアムファーストぐらいのちょっと速めなので、まあ展開も早くなりますし、ちょっとフラットの球が、より生きてくるサービスになってくるので、あんまり、まあ逆に言うと、こう高いボールが、ちょっと使う場面が難しくなってくるので、いつもより展開を早めたり、コースの切り替えを早くしたりっていうのを意識してやりました。
Q. プエルトリコ優勝から2週間。ここまで、どういった思いで挑戦してきた?
錦織選手: 優勝ありましたけど、正直まだまだというか、まだ1大会目が終わったばかりですし、気持ちとしてはあんまり自信をつけすぎないように臨むように、まだまだ挑戦者として、正直プレイはめちゃくちゃよかったんですけど、気持ち的にはゆっくりというか、徐々に上がっていけるようにしたいなと思います。
Q. 次戦への意気込みは?
錦織選手: きょうのレベルはキープできたらいいですね、今週ずっと。このレベルでやれば、また優勝のチャンスはあると思うので、それが今週の目標になります。
Q. ファンへメッセージをお願いします。
錦織選手: きょうも応援ありがとうございました。プエルトリコに続き、また今週もいいプレーをしたいと思いますので、ぜひ応援よろしくお願いします。