“見張り番”をする一羽の可愛い文鳥と少年の微笑ましいやり取りが、Twitterに投稿され話題となっている。
それがこちらだ。
宿題をしない息子から取り上げたスマホDS×2,Switchをモフに守ってもらってるんですが、息子が自室から勢いよく出てきてこの様子を見て「ああっ!なんでのってるんだ!とれないじゃないか!くそぅ!」と悶絶して去っていった。モフ最強説。そして思春期の男子はアホでかわいい。 pic.twitter.com/jNtRY5KXvE
— ABUNCHOO (@abunchoo_bird) June 6, 2020
宿題をしない息子から取り上げたスマホDS×2,Switchをモフに守ってもらってるんですが、息子が自室から勢いよく出てきてこの様子を見て「ああっ!なんでのってるんだ!とれないじゃないか!くそぅ!」と悶絶して去っていった。モフ最強説。そして思春期の男子はアホでかわいい
コメントとともに投稿された画像には、スマホとゲーム機の上に文鳥がいる。
投稿者の「ABUNCHOO」(@abunchoo_bird)さんが、宿題をしない息子さんからゲーム機とスマートフォンを取り上げたという。取り戻そうとしにきた息子さんが、その上に飼っている文鳥のモフちゃんが乗っているのを見て「とれないじゃないか!くそぅ!」と去っていったそうだ。

取り戻したい気持ちを我慢し、文鳥をどかさない少年の優しさが伝わるが、そもそもなぜ、文鳥がゲーム機の上に乗っているのかという点も気になるところだ。
Twitterでは「あぁ、、これはもう完全に抗えないです…!」「どかさない息子さんがかわいいww」など声があり、約4万8千件のリツイート、約19万8千のいいねがつき、話題となっている。(6月25日現在)
その時の状況や文鳥と息子さんの関係性を投稿者の「ABUNCHOO」さんにを伺った。
ゲーム機やスマホは温かいのでよく乗っています
ーーなぜ文鳥はゲーム機の上に乗っている?
息子が自室で宿題をせずにゲームをしていたので、宿題が終わるまでという条件で母親の私がゲーム機・スマホをすべて取り上げて、リビングに持っていきました。丁度放鳥している時間だったので、文鳥に守ってもらうことにして、積み上げたゲーム機の上に文鳥をそっと乗せました。
ーー意図的にゲーム機の上に乗せた?
意図的に文鳥をゲーム機の上に乗せました。
ーーすんなりゲーム機の上に乗ってくれた?
はい。ゲーム機やスマホは温かいので、文鳥はホットカーペットのように居心地が良いらしく、よく乗っています。乗ると大抵寝てしまって、おもちのようにとろけています。
ーーどのくらいの時間乗っていた?
正確な時間はあまり覚えていませんが、息子が宿題を完了するまで乗っていました。途中、水をのんだりごはんを食べたりするために、少し離れることもありましたが、息子の気配がリビングに近づく度に、ゲーム機の上に戻っていたので、基本的にずっと乗っていました。

息子の感情の節目には、いつも文鳥が寄り添ってくれている
ーー文鳥のモフちゃんの性格を教えて
基本的に人間のそばに寄り添って「なでて!」と要求してとても人懐っこいです。小さな女の子がやるようなおままごとのような遊びが大好きです。反面、文鳥自身が「ひとりになりたい」と思った時には、いつの間にか別の場所にいたりして、人との距離感が絶妙です。
ーーどんな息子さん?
中学生の、ちょうど思春期・反抗期に入りたての頃で、負けず嫌いな子です。親にはめいっぱい反抗しますが、文鳥のおかげか、動物に対してはすごく優しいです。
ーーモフちゃんと息子さんは普段どのように接している?
勉強の合間、親に怒られた時、嫌なことがあった時、嬉しいことを報告したい時など、息子の感情の節目には、いつも文鳥が寄り添ってくれています。文鳥の方が体格は遥かに小さいですが、文鳥に対して息子は一歩譲ってあげていて、文鳥がこころなしか、偉そうにしています。
ーー息子さんの反応を見てどう思った?
自分よりはるかに小さい文鳥に向かって懇願したり悶絶したりしつつも、どかそうとはしなかったので、あったかい気持ちになりました。
ーー息子さんはなぜモフちゃんをどけない?
文鳥のことを、とにかく尊重するということが、染み付いているのと、文鳥がかわいくてたまらないと思います。

文鳥の気分次第でまた守ってもらうかも
ーー息子さんはゲームをやめて勉強するようになった?
私がリビングにゲーム機一式を持って行った後、すごい勢いで奪い返しに来て、あの光景に悶絶して引き返して行ったあと、とりあえず宿題は終わらせました。
ーーまた同じことが起きたらモフちゃんを使う?
文鳥の気分次第です。文鳥は我が家のお姫様なので、文鳥が「乗ってもいいよ」と思っているタイミングであれば、また守ってもらうかもしれません。
ーー反響についてどう思う?
率直に驚きました。親目線のリプライは、子育ての紆余曲折をお互いに励ましあっているようで嬉しかったですし、子供目線のリプライからは、自分自身の反抗期の頃を思い出して、そういう目線に立ち返るのも大事だなと気づきを得ました。
小鳥自身へのコメントや他の方のペットさんのエピソードを拝見して、動物というのは人間とはまた違ったベクトルのかわいさ・面白さがあると、しみじみ感じました。

モフちゃんは息子さんや「ABUNCHOO」さんの思いを知らずにゲーム機の上に乗っていたかもしれないが、そのやりとりに息子さんとの関係性が垣間見えた。これからも思春期の息子さんの成長に寄り添っていてほしい。
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