イギリスのスナク首相が、日本製の消せるインクの万年筆を公務で使用しているとして問題視されている。
イギリスのガーディアン紙は28日、スナク首相が公文書にサインしたりメモを書いたりする際に、消せるインクを使った万年筆を愛用していると報じた。
日本の文房具メーカーの製品とされる万年筆は1本4.75ポンド(約870円)で売られていて、スナク氏は財務相だった時から使用しているという。ガーディアン紙は、歴代首相が書くメモは歴史上不可欠な資料になっていると指摘、スナク首相のメモが消されたりする可能性もあるとしている。
首相官邸の報道官はガーディアン紙に対し「首相はこれまでインクを消したことはないし、今後も消す意図はない。消せるインクの万年筆はイギリスの公務員に広く支給されている。」とコメントしている。