まもなくやってくる夏休み。
今年は、久しぶりに海外旅行を計画している人が大幅に増えているという。
新型コロナ5類移行後、初の夏休みの動向について、大手旅行会社JTBトラベルゲートの大村朋子店長に聞いた。
出発のピークは“8月11日”
ーー夏休みの海外旅行の傾向は?
昨年同時期は、出発がハワイとアメリカに限定されていましたが、5月8日以降、新型コロナが5類に移行したこともあり、比較的海外に行きやすい環境になったことから、今年度は昨年の約202倍の伸びになっています。

特に人気が高いのは、ハワイ、グアム、韓国です。
ハワイは家族旅行やハネムーン、グアムはお子様連れの家族旅行、韓国は女性のグループのお客様に大変強い人気となっていて、出発のピークは8月11日発です。

短期間で楽しめる、比較的旅行単価も安いアジア方面は、今後より一層、出発間際の予約が増えていくと予想されています。
美術館、博物館めぐりも人気
コロナ禍では訪れるのが難しかった美術館などの予約が含まれるヨーロッパの「添乗員付きツアー」も、今年は人気だという。

ーーそのほか、人気の旅行先は?
ヨーロッパ旅行は、添乗員付きのツアーが大変人気となっていて、主にフランス、イタリアなど中欧方面へのお客様が多いです。
理由としては、コロナ禍で取り辛くなっていた美術館や博物館などの予約が含まれていたり、食事が付いていることです。

添乗員付きのツアーだと、3年ぶりに海外旅行に行かれる方にも、安心して楽しんでいただける点で大変人気となっています。