イギリスで開かれていたウクライナ復興会議は2日間の日程を終え閉幕した。参加国などが表明した支援総額は総額600億ドル、日本円で約8兆5000億円に達した。
ロンドンで開かれていたウクライナの復興支援について話し合う国際会議は22日閉幕し、議長国を務めたウクライナとイギリスは、参加各国と機関が復興のために新たに総額600億ドル、日本円で約8兆5000億円を拠出することで合意した共同議長声明を発表した。
会議には、世界59か国から政府関係者や民間企業の代表など千人以上が参加し、復興にむけて民間からの投資をどう呼び込むかなどについて2日にわたって話し合われた。
ウクライナのシュミハリ首相は参加国らに謝意を示したうえで、直近の復興に必要な資金約65億ドル(約9200億円)の調達にも目途がついたことを明らかにした。
次回の復興会議は来年、ドイツの首都ベルリンで開かれることも発表された。
また、復興会議とは別に、ロンドンでは日本とウクライナ両国の政府や民間企業およそ100社が参加する「官民ラウンドテーブル」が開催され、復興に向けて具体的な情報交換が行われた。