パキスタンで祭りのため、屋上で飼われていた牛がクレーンを使って地上に降ろされた。この時期おなじみの光景に子どもたちも大喜びだ。

牛が、男性に引かれて歩いている。

牛がベルトで体を固定されると、徐々に足が浮き、宙づりの状態になった。

牛は、建物の屋上から降ろされていたのだ。

18日、パキスタン。自宅の屋上で牛を飼育している男性。

この時期、祭りのためにクレーンで牛を降ろすのが、おなじみの光景となっている。

多くの人がベランダや地上から、牛を見上げている。

子どもたちは、大喜びだ。

この日は、近所から数千人が集まったということだ。

クレーンを運転する人は、牛が電線に当たらないよう、慎重に操作している。
人口が急増し、農地不足に
ところで、なぜ屋上で牛を飼っているのだろうか。

海外のメディアによると、この街では人口が急増し、農地不足になった。そのため、屋上で動物を飼う農家が多いという。

男性は約20年ほど前から、屋上で子牛を育てている。

牛が成長すると、階段で降りられなくなったため、毎年クレーンで降ろしているのだということだ。
(「イット!」 6月20日放送より)