札幌市や盛岡市内で、クマの目撃情報が相次いでいる。

規制線のすぐ近くで何かを探しているクマ(FNN投稿サイト「ビデオPost」)
規制線のすぐ近くで何かを探しているクマ(FNN投稿サイト「ビデオPost」)
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クマが、公園にある森の中をゆっくりと歩いている。クマは規制線のすぐ近くで、前足を動かして何かを探している。

(FNN投稿サイト「ビデオPost」)
(FNN投稿サイト「ビデオPost」)

場所はヒグマ注意報が出ている札幌市西区。18日午前5時半ごろ、公園に犬の散歩に来ていた男性が発見した。

(FNN投稿サイト「ビデオPost」)
(FNN投稿サイト「ビデオPost」)

男性によると、クマはクルミを食べると山の中へと消えていったという。

一方、岩手県でも…。

クマが道路を横切ると、迷うことなくフェンスに前足をかけ、軽々と乗り越えていく。盛岡市内では、13日から3日間で6件確認されている。

一体、何が起きているのだろうか。

「山の中がクマでミチミチに」

専門家はこう話す。

森林総合研究所 東北支所 大西尚樹さん:
ここ10~20年くらい、クマの数はずっと増え続けていて、山の中はクマでミチミチになっている。

日常生活でクマと遭遇するリスクが高まる中、実際に会ってしまったら、どう対応すればいいのだろうか。

森林総合研究所 東北支所 大西尚樹さん:
「キャー」とか「ワー」とか言ってしまうと、クマもパニックになって人を襲うこともあるので、まず自分が落ち着く。その次に身の安全を確保する。そして、通報やまわりの人に知らせる。

盛岡市では、これまでのところ人への被害はないが、警戒を呼びかけている。

(「イット!」6月19日放送より)

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