日本維新の会の馬場代表は、15日の会見で、国会会期末を前に、立憲民主党が内閣不信任決議案の提出を検討していることについて、「会期末になれば、成立するめどもないまま前例慣例にならって不信任案を出す。飽き飽きした」と述べた。

立憲民主党が不信任案を提出すれば、岸田首相が衆院の解散総選挙に踏み切る「引き金」になるのではないかとの見方が与野党で出ている。

馬場代表は、「不信任案については、賛成しないという方針を定めている」とした上で、「ハプニング解散等にならないように十分注目したい」と述べた。

また、立憲民主党の対応について、「国会会期末になれば不信任案を出す。成立するめどもないまま、前例慣例にならって出す」と述べた。

さらに、「いざ解散風がビュンビュン吹いてくると、解散権の乱用とか、憲法違反とか、いつも言うのがあの政党」と指摘。

そして、「ちょっと飽き飽きしてきた。もうちょっと生産性のある、国民の期待に応えるようなアクションを起こす時が来ていると思う」と批判した。

一方、馬場代表は、解散の可能性が出ていることを受け、「衆院選に向けた準備をスピードアップしていく。130人程度の候補者擁立が視野に入ってきている」と強調した。

政治部
政治部

日本の将来を占う政治の動向。内政問題、外交問題などを幅広く、かつ分かりやすく伝えることをモットーとしております。
総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。