ようやく秋の気配が感じられるようになった北海道。
いよいよ寒さへの準備が必要になるが、今、灯油の記録的な高値が続いている。
高値続く灯油 節約術は?
9月21日頃からは季節がさらに進み、道北の内陸を中心に最低気温が一桁の予報も出てきている。

これから必要になってくるのが寒さへの備えだが、北海道の灯油配達価格は1リットルあたり127.7円と15年ぶりの高値となっている。
政府の補助金拡充でガソリンとともにこの後10円あまり値下がりするとみられているが、これまでと比べると高いままだ。

札幌市内のホームセンターに行ってみると、
すでに灯油を節約できる商品が並んでいた。
「断熱グッズ」で温かさ持続
おすすめは部屋の温度を下げない「断熱グッズ」で2週間前から特設コーナーを設置している。

「今年、新商品が出ています。簡易的に二重窓を作ることができる商品で、両面テープが入っていて、窓のサッシに貼り付けるもの」(DCM旭ヶ丘店 稲葉晴香さん)

この保温シートで窓からの冷気を遮断すると部屋の温度が4℃も温かくなるという。
さらに結露や紫外線もカットしてくれる。
「従来のプチプチのシートを貼ると光を遮って部屋が暗くなったり半透明になって外が全く見えないなどがあったと思うが、新商品はクリアタイプになっているので外もスッキリ見ることができる」(稲葉さん)

“すきま風”防ぐテープも
定番の断熱商品も進化している。
ドアの隙間を埋めるテープは、横や上の隙間に直接貼るものだったが、
新商品はドアの下の隙間にも対応できるようになり断熱効果がアップした。

「灯油の値段が上がりこういう方法で対応すると思うが、売れ行きがいい商品は売れてしまい種類がなくなってしまうとか在庫がなくなることもあり得るので、なるべく早く動き出した方が確実」(稲葉さん)
少しでも灯油の消費を抑えるアイデア商品。
この冬はちょっと早めに準備をしてみてはいかがだろうか。