自民党の森山裕選対委員長は9日、CS番組の収録で、野党が内閣不信任決議案を提出すれば、衆院解散の大義になり得るとの認識を示した。
森山氏は番組で、「内閣不信任案を出すということは、今の内閣を認めないということだから、解散の大義になりうる」と述べた。
一方、立憲民主党の泉健太代表は、9日の会見で、内閣不信任案の提出について「国会最終盤の動きを最後の最後まで見極めて対応していく」とした上で、「防衛増税に本気で反対なら、その手段はあり得る」と述べた。
さらに、「野党が不信任案を出したから解散するということであれば、我々はそれでもかまわない」と強調した。
21日の国会会期末を前に、政界では、野党が内閣不信任案を提出するかどうかが注目を集めている。