2023年もいよいよ初夏の味、スルメイカの季節がやってきた。
初夏の味スルメイカ 豊漁願い出漁
刺身でもよし、焼いてもよし、煮てもよしのスルメイカ。
解禁初日の6月1日は、天候不良のためほとんどの船が漁を見合わせたが、6月2日朝は天候が回復。
豊漁を願い、函館などの港から多くの漁船が一斉に出漁した。
不漁続き・燃料高の逆境に負けず…
近年、不漁が続く函館市のスルメイカ漁。
ここ10年で10分の1まで減少している。
2022年度の取扱量は548トンと過去3番目の少なさとなっている。
漁師：
みんなに食べてもらいたい。それだけの量があってほしい
また、長引く燃料高も影を落とす。
漁師らは燃料を節約するため、スピードを落としての運航を余儀なくされている。
漁師：
あまりエンジンかけない。(漁場まで)遠いから。燃料も6月2日から2円上がるって言うから…
新型コロナの“5類移行”で多くの人が函館を訪れることが予想される中、旬の味覚には大きな期待が寄せられる。
6月2日深夜には、イカ釣り漁船が函館市の入船漁港に戻ってきた。
漁師：「例年並みかな、そんなにたくさん取れているわけでもないし。去年、おととしより状態が良さそうな感じがするけどね」
初水揚げされたスルメイカは約１トン。前年の1.2トンより減ったが、大きさは18センチほどで前年より大きいものが多かったという。
3日の初競りでは、新型コロナの5類移行で消費拡大の期待が高まり、高いもので1キロ3800円と、前年よりも1700円高い取引となった。
（北海道文化放送）
