先端技術を医療などに活用。山形・酒田市は大学などと連携し、市内の日向(にっこう)地区で「遠隔診療」や「地域コミュニティ形成」の実証実験を行うことになり、6月2日、関係する4者で協定を結んだ。

子どもの居場所づくり・高齢者の社会参加も

「庄内地域における遠隔診療と地域コミュニティ形成に関する実証実験」の協定は、酒田市・山形大学・NTT東日本・東北公益文科大学の4者で結ばれ、2日は、丸山市長などそれぞれの代表者が協定書に署名した。

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協定は山あいの日向地区を対象に「遠隔診療」や「地域コミュニティ形成」の実証実験を行うもので、山形大学の有機ELやNTT東日本のデジタル・ICTなど、最新技術を活用する。

具体的には、日向コミュニティセンターに遠隔診療ができる機器を設置したうえで、日本海総合病院からリモート診察などを行う。

地域でフィールドワークを行っている東北公益文科大学のノウハウも生かし、子どもの「居場所づくり」や高齢者の「社会参加」の取り組みも行う。

酒田市・丸山至市長:
医療エリアとしては、庄内は一つの医療圏。その中核が日本海総合病院と考えると、将来的な波及としては庄内地域全体を想定したものにすべきだろう

協定の期間は1年で、今後、延長しながら取り組みを進めていき、実証実験は準備ができ次第始まる。

(さくらんぼテレビ)

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