アメリカ議会下院は5月31日、債務上限を引き上げる法案を可決し、懸念されていたデフォルトの回避に向けて一歩前進した。

法案は、アメリカの政府予算について2年間、国防費を除く予算に上限を設ける一方で、債務上限の引き上げを認める内容になっている。

議会下院は31日、投票の結果、賛成314、反対117の賛成多数で法案を可決した。

可決を受け、バイデン大統領は声明で「史上初のデフォルトを回避し、懸命な努力でなし得た歴史的な経済回復を守るため、議会下院は重要な一歩を踏み出した」と評価した。

法案は今後、上院に送られ、バイデン大統領の署名を経て成立する見込みで、経済に大打撃を与えるデフォルトの回避に向けて前進した形だ。

国際取材部
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