29日、大分・別府市の住宅街にサルが現れた。

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記者:
いた、いました、いました。サルがいました。いま、住宅街の道の上をゆっくりと歩いています。

29日、大分・別府市の住宅街にサルが現れた。サルの前には、白い服を着た人が気づかずに歩いている。

距離を保ちながら、サルについていく市の職員
距離を保ちながら、サルについていく市の職員

同じような距離を保ちながら、市の職員もサルについていく。

市の職員が合図を送りながらサルを追跡する
市の職員が合図を送りながらサルを追跡する

向こうから車がやってくると、市の職員は手で合図をした。

サルの捕獲に当たるのは、市の職員や警察など12人。

ネットの下をくぐろうとするサル
ネットの下をくぐろうとするサル

サルはネットの下をくぐろうとしたり、家の玄関前で休んだりしながら、移動を続ける。

ワンワンワンワンと、犬が吠えた。犬の鳴き声の方に職員が急行するが、なかなかサルを捕まえられない。

26日からこれまでに、サルの目撃情報が90件近く寄せられている。

住宅街を歩き回る、サルの様子はというと…。

ウロウロ迷って山に帰れない

記者:
(サルの)足取りを見ますと、ずいぶん疲れているように見えます。

なぜ、サルは山に帰らないのだろうか。

別府市の職員:
基本は1日ほどで、山に帰っていくサルがほとんどだが、今回本当に迷っている。どこに帰っていいか分からない。本人もウロウロしながら、歩き回っているのが現状。

この日、サルは市街地の林の中へ姿を消した。

市は、サルを見かけた場合、目を合わせずに近づかないようにしてほしいとしている。

(「イット!」5月30日放送より)