決戦投票までもつれたトルコの大統領選で、現職のエルドアン氏が過半数の票を獲得し、当選を決めた。
この記事の画像(20枚)投票所に、被り物姿の現れた男性。警備の人ににらまれながら、なんとか投票箱のある部屋までたどり着くが…。
結局、男性は被り物を脱がされてしまった。
男性は、無事に投票を済ませた。
20年続く今のエルドアン政権か、それとも、野党6党・統一候補のクルチダルオール氏か。
トルコの大統領選は、決戦投票までもつれた。
その盛り上がりを反映してか、投票所には様々な珍客が現れた。人気キャラクターの姿をした人物も、投票箱に1票を入れた。
投票所に現れたのは、人間だけではなかった。ネズミや…。
ネコも、投票所に現れた。
人も動物も、動物の格好をした人も、こぞって投票所に駆けつけた今回の選挙。
結果は、現職のエルドアン大統領が約52%の票を獲得した。
政権交代は起こらなかった。
支持者たちは、路上で大喜びだ。
票の水増しにお金配り「不正だらけ」
一方で、敗れたクルチダルオール氏は…。
クルチダルオール氏:
近年で最も不正だらけの選挙になった。
不正だらけ…。
1回目の投票の時には、エルドアン氏側で票の“水増し”疑惑が飛び出し…。
エルドアン氏本人も投票所でお金を配るなど、物議を醸した。
そして、今回の決戦投票でも…。
エルドアン氏は左手をポケットに突っ込むと、カメラを気にすることなく、堂々とお金を配り始めた。
エルドアン氏は「祝日のお小遣いだ」と主張している。
(「イット!」5月29日放送より)