次の衆議院選挙での候補者調整を巡って、自民・公明両党の関係に亀裂が入る中、自民党の茂木幹事長は26日、埼玉県選出の国会議員を呼び、選挙を巡る状況などについて説明を受けた。

埼玉は、次の衆院選で選挙区が増えることに伴い、公明党が候補者を擁立する方針。

茂木氏は26日午後、党本部で、埼玉県連会長の柴山議員らと会談した。

柴山氏は、記者団の取材に「今回の事態を受け、埼玉県連としての状況を説明するよう求められ、幹事長に説明した」と述べた。

次の衆院選で選挙区が増える埼玉県では、公明党の石井幹事長が埼玉14区からの出馬を表明していて、自民党は、推薦を出す方向で調整している。

柴山氏は、「具体的なやりとりについては差し控えたい」として、詳細を語らなかったが、埼玉が東京に続く“火種”とならないよう、県連内に不安や不満がないかなど、現状の把握に努めたものと見られる。

公明党は25日に、東京における自民党との選挙協力を解消することを決めたが、石井幹事長は26日の会見で「今回の件は、東京都に限定している」と改めて強調していた。

政治部
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