台湾の観光スポットをテレビ熊本の仲野香穂アナウンサーが紹介。今回は「食文化を感じる旅」。朝食やウーロン茶の淹れ方を老舗で学んだ。

リーズナブルで人気な朝ごはんへ

台北市の隣の新北市へ。緯來日本台(ビデオランド社)緯來日本チャンネル・シヨさんと一緒にめぐる。

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シヨさん:
大家好!(みなさん、こんにちは)シヨです

仲野香穂アナウンサー:
シヨさん、バイクがたくさん走っていて、交通量が多いですね

シヨさん:
今は通勤の時間帯なので、一番交通量が多いです

仲野香穂アナウンサー:
朝8時ですもんね。おなかがすきました

訪れたのはベッドタウンである新北市にある「世界豆漿大王」(スージェードージャンダーワン)。1955年開業。24時間営業で、地元の人から長く愛されている。

台北の人は約8割が朝、昼、晩と3食外食やテイクアウトだそう。

店名にもある「豆漿」(ドージャン)は「豆乳」を意味する。台湾の朝食の定番、豆乳を酢で固めた「鹹豆漿」(シェンドージャン)をいただいた。

仲野香穂アナウンサー:
鹹豆漿をいただきます。甘くない。豆乳って聞いていたので甘いのかと思ったらしょっぱいです。お豆腐みたいな感じであっさり食べられますね

シヨさん:
そうですね。しょっぱいお豆腐で溶き卵みたいな食感だと思います

仲野香穂アナウンサー:
ホージャ(おいしい)

シヨさん:
ホージャ、いただきました!

朝から小籠包(ショーロンポー)も人気だとか。

仲野香穂アナウンサー:
すごく皮がもっちもちで、お肉の奥にショウガのちょっとピリッとした感じもあってさっぱり食べられます

毎日、職人が手作りしていて、リーズナブルさが人気の理由の1つだそう。

世界豆漿大王・莊邦憶さん:
日本の皆さんが旅行で台湾に来た時にはぜひ世界豆漿大王にお越しください

七煎目までおいしい本場のウーロン茶

次に訪れたのは1941年創業の老舗の台湾茶の店「興華名茶」(シンホワミンチャ)。

仲野香穂アナウンサー:
お茶?和室のような香りがします。懐かしい感じ

店内には茶葉はもちろん、観光客向けに家庭で淹れやすいティーバッグも販売されている。台湾の茶葉のみを販売する店で、店主の呉さんにウーロン茶の淹れ方を教えてもらった。

呉榮峻さん:
台湾のウーロン茶は山の高さによって違います。(標高が)高ければ高いほどおいしいです

今回いただくのは、阿蘇五岳よりも高く標高2.000メートルを超える梨山のお茶。

呉榮峻さん:
最初に葉っぱ嗅いでみて。今は香りが青い感じ。香りはあんまりしない方がいい

仲野香穂アナウンサー:
ちょっと青い菜っ葉のような、お茶というよりは野菜のような青い香りがしました

昔ながらの有機栽培の茶葉は、葉の時点では、あまり香りがしないのが特徴だという。台湾では、一煎目は香りを楽しむ。淹れていくほどに味と香りが深く広がっていく…とか。

二煎目は…。

仲野香穂アナウンサー:
なんでこんなに違うんだろう。何度も重ねて淹れていくうちに苦くなるんじゃなくて、フワッと甘くなるんですよね。それが不思議です

台湾のウーロン茶と日本茶の大きな違いはお湯の温度だそう。日本の緑茶は80度以下が適しているとされる一方、ウーロン茶は約95度。

熱いお湯を何度も注ぐことで香りが変わってゆくという。七煎目の味は…。

仲野香穂アナウンサー:
お花が満開。フワッと完全に開いている感じがします。そして口当たりも柔らかく変わった気がします

呉榮峻さん:
ちょっと幸せな感じ

仲野香穂アナウンサー:
そう、幸せになります!

香りの変化を楽しむ台湾茶の文化をぜひ老舗の台湾茶専門店で体験してみませんか。

次回は、台北市内で聞いた「おすすめのお土産」を紹介。そして、願いを書いたランタンを空へ。「願いがかないますように」写真に映えるスポットを取材した。

(テレビ熊本)

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