新潟・聖籠町 天野さんの農園で佐藤錦が収穫のピーク
新潟・聖籠町では今、さくらんぼの佐藤錦の収穫がピークを迎えている。
天野さくらんぼ狩り園 天野恵一さん:
今年は豊作で、今の時季もう甘みがのってきましたので
松村道子キャスター:
皮が柔らかくて、甘みが一気に口の中に飛び出してきますね
天野さくらんぼ狩り園 天野恵一さん:
今ですと、糖度は22~23度はあると思うんですけどね
例年週末には、1日約1000人が天野さんの畑でさくらんぼ狩りを楽しむが、新型コロナウイルスによる外出自粛のムードが大きく影響している。
天野さくらんぼ狩り園 天野恵一さん:
例年から見ると(来園者が)少ないですね。半分まではいかないけども、やっぱり少ないですね
天野さくらんぼ狩り園 天野恵一さん:
この畑だと、50m×130m(の広さが)ある。そんなに密にはならないと思いますけどね
天野さんの農園では、今週末までさくらんぼ狩りが楽しめる。
「もぎたて」にこだわる移動フルーツ専門店
こうした中、天野さんの佐藤錦を、1つぶ1つぶ丁寧に容器につめる男性がいる。
株式会社HOPEFの佐藤俊彦さん。
2020年3月に株式会社HOPEFを立ち上げ、移動フルーツ専門店「しゅんきゅう青果店」を運営している。
「もぎたて」にこだわる、新潟市限定の移動フルーツ専門店。
HOPEF 佐藤俊彦さん:
新鮮なフルーツが家にいながら味わうことができる。これが一番喜ばれるポイントです
天野さんのさくらんぼの味に魅了された佐藤さん。
自ら収穫することを条件に、天野さんとの取引が決まった。
ーー起業後に感じていることは?
HOPEF 佐藤俊彦さん:
もう間違いなく感じているのは、人とのつながりですね
HOPEF 佐藤俊彦さん:
手探り状態から始めまして、その都度励ましてくれるのは、やっぱり農家さんであったり、仕入れ先の方々。そういった方がいなければ、私はもう本当に何もできないと言っていいほど、この業界にとってまだまだ新参者なので
「しゅんきゅう青果店」は、通信アプリ・LINEで情報を発信し、希望する人に佐藤さんが直接仕入れた高品質のフルーツを直接、届ける。
この日は、新潟市中央区に住む男性に、もぎ立ての佐藤錦を届けた。
松村道子キャスター:
(くだものを)バスケットに入れているのはこだわりなんですか?
HOPEF 佐藤俊彦さん:
そうですね。高級感じゃないですけど、特別感ですよね。それを引き立たせるために、(バスケットを)活用してお客様にお届けさせてもらっている
客:
自分がくだものが大好きで。頼んだ時にすぐ持ってきてもらえるというのはありがたいですし、(佐藤さんは)フレンドリーな方で、人柄も良くて
旬の味にフルーツ愛を乗せた佐藤さんの移動フルーツ専門店は、走り始めたばかり。
佐藤さんは福島・飯舘村出身で、東日本大震災で被災し、親戚が避難していた新潟市に移住した。
福島もフルーツ王国。
佐藤さんのフルーツ愛は、ふるさと愛でもある。
今後7月には新潟市西区のメロン、8月には新潟市西蒲区のぶどうの配達を予定している。
(新潟総合テレビ)