ふるさと納税の返礼品として、朝に採れた「だだちゃ豆」を空輸し当日に届ける取り組みを鶴岡市が始めた。人気ふるさと納税サイト限定で、飛行機を使った返礼品の「当日配達」は全国初だという。
だだちゃ豆は鮮度が命!一番おいしい状態で
寄付の受付けは、5月17日から人気ふるさと納税サイト・ふるさとチョイス限定で始まり、1万円の寄付で1.08kgの「だだちゃ豆」が返礼品として受け取れる。

鶴岡市内で朝に採ったものをその日のうちに空輸し、新鮮なまま当日に届くのが大きな特徴で、庄内~羽田便を使うため、関東地方の1都6県の寄付者が対象。配達日は8月4日・18日・25日の3日間から選ぶことができる。

だだちゃ豆はこれまでも鶴岡市の返礼品の中で人気上位だったが、陸路での輸送のため、どんなに早くても配達は収穫の翌日だった。

鶴岡市によると、ふるさとチョイスで扱う返礼品の中で、朝採りの野菜を空輸で当日に届けるのは初めてだという。

鶴岡市総務課・河野充司ふるさと寄付金事業推進員:
だだちゃ豆は鮮度が命。一番おいしい状態で首都圏の方々に食べていただけるメリットがある。ますます、だだちゃ豆のファンを増やしていければ
首都圏での当日販売のノウハウを生かす

鶴岡市では2021年から日本産直空輸・ANAあきんどと連携し、朝採りのだだちゃ豆を空輸して首都圏の店頭で当日販売する実証実験を行っていて、今回の取り組みにはそのノウハウが生かされた。

寄付の受付けは配達日の2週間前までで、配達数量は1日あたり全体で30kg程度を予定しているという。
(さくらんぼテレビ)