韓国・ソウルで日本人2人を含む159人が犠牲となった雑踏事故から4月29日で半年が経過した。犠牲者の一人根室市出身、冨川芽生さんの父親が今の心境を語ってくれた。
犠牲になった女性の父親「毎日毎日、娘を思う」
この記事の画像(10枚)根室市出身で事故当時、韓国に留学していた冨川芽生さんも事故に巻き込まれ死亡した。
芽生さんの父親・冨川歩さん:
友達がたくさん、年上も年下も。多くの友達に愛されてたなと、半年たったんですけど思いますね
冨川芽生さんの父親 冨川 歩さん。事故から半年。今の心境を話してくれた。
芽生さんの父親 ・冨川歩さん:
あっという間の半年。毎日毎日娘のことを想ってます。本当に悔しい気持ちです
事故の後も多くの友人が芽生さんに想いを寄せてくれたという。
芽生さんの父親・冨川歩さん:
写真や動画など楽しい思い出話をたくさんしてくれて、年上の人も年下の人も仲良い友達があちこちにいたことが分かりました
韓国の捜査当局は今回の事故について安全対策などが不十分だったとして、業務上過失致死傷などの疑いで警察署長ら6人を逮捕、関係者17人を書類送検した。
芽生さんの父親・冨川歩さん:
あれだけ人が集まるということで、何時間も前から危険だという通報があったにも関わらず、もっと早く動いていれば大事故にはならなかったと思います
そして、冨川さんは日本でも同じような事故を繰り返さないでほしいと訴えた。
芽生さんの父親・冨川歩さん:
本当にこの事件が無駄にならないよう、一人でもこういう被害者が出ないようにしてもらいたい
悲劇から半年。
事故の記憶をとどめ、二度とこのような事故を繰り返してはいけない。
(北海道文化放送)