スーパーなどで利用するショッピングカートは、従来からある3歳までの小さな子供が座って乗るものがお馴染みだが、6歳までの子供が立って乗れるショッピングカートがいま人気を集めている。岐阜県岐南町のメーカーを取材した。
製造開発した会社にはアイデアカートがズラリ
名古屋市中川区のスーパーマーケット「バロー千音寺店」。子供がカートに立って乗っている。

母親:
乗ってくれているので、買い物がスムーズにできるので助かっています
バロー千音寺店の店長:
20台ぐらい用意しているんですけど、週末になるとすぐなくなってしまって、待っていただく方もいるぐらいです

カート待ちまで生み出す人気商品だ。岐阜県岐南町にある製造会社「スーパーメイト」を取材した。

従来のカートは3歳まで。4歳以上の子供は乗ることができず、親は子供が走り回ったりどこかへ行ってしまわないよう、注意深く見守らなくてはいけなかった。

そこで4歳以上も乗れるようにステップをつけて、2018年に発売。すると2022年、ある父親のツイートが話題になった。
<ツイート内容>
「このカート考案した人、頼むからお礼させてくれ」

4万を超える「いいね!」がつくなど大きな話題に。全国から注文が殺到し、現在1カ月待ちになっているという。
人気商品はこれだけではない。2020年のグッドデザイン賞を受賞したカートは、大量買いができるようカゴが3個も乗る。

子供が押せるサイズの「お手伝いカート」はカートから伸びる長い旗で、子供がどこに行ってもすぐに見つけることができる。

他にも、買い物かごをワンハンドで上げられるよう工夫したタイプなど、客の声を生かした50種類ものカートを作っている。
最新作は「キッズステップカートミニ」。これまでのキッズステップカートを小さめに改良し、通路幅が狭い小型店舗でも使いたいというリクエストに応えた。

スーパーメイト開発部:
お買い物を親子そろっての外出の一つとして、楽しく活用していただければなと思っております
(東海テレビ)