マレーシアでおととしまで首相を務めたムヒディン元首相が、在任中のコロナ政策をめぐる汚職などの疑いで逮捕・起訴された。
ムヒディン元首相は、首相在任中、新型コロナウイルス関連で建設業者を支援する経済対策に絡み、業者から自身の政党に資金を還流させた疑いがもたれている。
ムヒディン氏は、首相退任後の現在は、去年の総選挙で現政権に次ぐ議席を獲得した野党連合のトップで、野党側に打撃となる可能性もでている。
ムヒディン元首相は10日午前、首都クアラルンプールの裁判所を訪れ、無罪を主張したとされている。
マレーシアでは2018年にもナジブ元首相が汚職事件で逮捕・起訴され、実刑判決が確定している。