3月12日に行われる名古屋ウィメンズマラソンに、東京五輪以来のマラソン挑戦となる前田穂南選手が出場する。パリ五輪代表選考会・MGCの出場権を狙う。

東京五輪では日本人最下位の33位 「引退」を意識したことも…

東京五輪マラソン代表・前田穂南選手。

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大阪薫英女学院高校時代は補欠の無名ランナーだったが、それでも陸上を続けたいと名門・天満屋に入社すると、日本を代表する選手へと成長していった。

2019年の東京五輪選考会・MGCで優勝し、五輪への切符を手にした。ようやく光がさしてきた競技人生だったが、東京五輪が1年延期に。

前田穂南選手:
(東京五輪の延期で)先が見えなさすぎて、どうしたらいいかわからなかったです

先が見えない不安に、前田選手は走り続けるしかなかった。2021年の大阪国際女子で自己ベストを更新したが、五輪目前で故障。

前田穂南選手:
とりあえず足治れと思いながら日々過ごしていました。全然治らんと思って。怖かったです、1日1日が

万全とはいえない状態で迎えた東京五輪は33位と、出場した日本人の中で最下位に。初の夢舞台はあっけなく終わった。

東京五輪以来、初めてのマラソンとなる今回の名古屋に向け、2023年2月、鹿児島県徳之島に練習をする前田選手の姿があった。

一度は引退も考えたという。

前田穂南選手:
東京五輪が終わってすごい悔しい思いがあって、もう一度その舞台で勝負したいという思いがすごく強くなりました

もう一度五輪へ。名古屋でMGC出場権の獲得を目指す。

前田穂南選手:
(MGC)とらないと何も始まらないので。口だけになってしまうので。私が世界を驚かす

(東海テレビ)

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