国会への欠席が続き「議場での陳謝」の懲罰が決定したNHK党のガーシー参議院議員側は27日、参議院に対して「陳謝」に応じる意向を文書で提出した。

海外に滞在し、去年7月の初当選以来、一度も登院していないガーシー氏は、「議場での陳謝」の懲罰が決まっている。

ガーシー氏は22日のFNNの取材に対し「票を入れてくれた人たちに申し訳ない」と述べ帰国して陳謝する意向を示す一方で、複数の著名人を脅迫した疑いなどで捜査が行われていることから「わざわざ拘束されるために帰るつもりはない」とも話していた。

またNHK党の立花党首はガーシー氏について「帰ってくる見込みは現時点で五分五分」としつつ「帰国の可能性は高まっている」と語っていた。

こうした中、ガーシー氏側は27日、「本会議に出席し、院議に従い、陳謝文を朗読致します」と書かれた文書を秘書を通じて参議院に提出した。

文書を受け取った石井議院運営委員長は「正副議長にしっかり報告させていただく」と応じた。

ガーシー氏が「陳謝」には応じる意向を示したものの、帰国の時期については触れられておらず、いつ帰国するかが今後の焦点となる。

政治部
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