岸田首相は、25日、自民党本部で開かれた全国政調会長会議で挨拶し、4月に予定される衆院などの補欠選挙について、「今後の政局に大きな影響を与えるかもしれない」との認識を強調した。
現在、衆院の4つの補欠選挙が4月23日に予定されている。
安倍晋三元首相の死去に伴う山口4区。
自民党の岸信夫前防衛相の議員辞職に伴う山口2区。
「政治とカネ」問題を受けた薗浦健太郎元衆院議員(自民党を離党)の議員辞職に伴う千葉5区。
和歌山県知事となった岸本周平元衆院議員(国民民主党を離党)の議員辞職に伴う和歌山1区。
さらに、参院では、大分県知事選への出馬を表明している野党系無所属の参院議員が3月15日までに辞職すれば、同じ4月23日に大分選挙区で補欠選挙が行われる見通しだ。
岸田首相は、会議に出席した全国の政調会長らに対し、「参院の補欠選挙も可能性が出てきた。国政の補欠選挙も、今後の政局に大きな影響を与えるかもしれない大事な選挙だ」と述べた。
その上で、4月の統一地方選挙とあわせて、「春の政治決戦に向けて、力添えをいただくよう心からお願いする」と述べた。
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