国会欠席を続けているNHK党のガーシー参院議員の処分内容が、21日の参院懲罰委員会で決定する。国会欠席を理由に処分が出れば初めて。
ドバイに滞在し、2022年7月の初当選以降、一度も登院していないガーシー氏の処分内容を巡っては、自民党と立憲民主党の参院幹部が20日に国会内で会談し、「議場での陳謝」を求めることで一致。

懲罰には重い順に除名、登院停止、議場での陳謝、議場での戒告の4種類があり、立憲民主党からは「一発除名もやむを得ない」との声も出ていが、20日の会談で「一発除名」については「重い決断になる」「全会派が一致することが重要だ」などの意見が出たため、「議場での陳謝」を求めることで一致した。
21日の参院懲罰委員会には、ガーシー氏の代理としてNHK党の浜田政調会長が出席し、弁明。各党による尋問には浜田氏が応じない考えを示したため、行わない。その後、各党で処分内容について討論した後、採決を行い、決定する。

その後、22日の本会議を経て、処分は正式決定するが、ガーシー氏が帰国、登院せず「議場での陳謝」に応じない場合は、改めて懲罰委員会を開催し、「除名」も含めたより重い処分を検討をする見通しだ。