北海道の災害で記憶に新しいのが胆振東部地震のブラックアウト。

そこで、災害時の停電に役立つ最新の防災グッズを取材した。

電力源に役立つ”防災グッズ”

いつ、どこで起きてもおかしくない巨大地震。

札幌圏にも3つの断層があり巨大地震の発生が懸念されている。

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大きな地震で必要なのがライフラインの確保だ。

5年前の胆振東部地震でも北海道のほぼ全域がブラックアウトとなり、発災後の混乱の原因となった。

防災グッズ購入者が増加

このホームセンターでは、停電に備えた防災グッズを購入する人が増えている。

「胆振東部地震以降、発電機やポータブル電源を買われる方が増えている。家庭の電源が1500Wなので、そちらに近いこちらの商品が人気。ドライヤーを1台動かせる程度」(ジョイフルエーケー屯田店 中沢 慎二郎さん)

1500ワット以上の発電機で家電も問題なく使用することが出来るのが人気。

ただ、発電機を使用する際は注意点も。

「発電機は発電する際に一酸化炭素を出すので注意が必要。野外で使用する必要がある」(ジョイフルエーケー屯田店 中沢 慎二郎さん)

胆振東部地震の際も、発電機を使用し、一酸化炭素中毒で3人が亡くなっている。

さらに、発電機に必要なガソリンを、ガソリンスタンドの停電で給油出来ず、発電機を持っていても使えない家庭もあった。

人気なポータブル電源

そこで、近年人気を集めているのが、ポータブル電源だ。

一酸化炭素中毒の心配もない。

「ポータブル電源は充電も家のコンセントに挿すだけなので、とても管理がしやすいのが人気の理由。1年経つと80%まで電力が落ちている」(ジョイフルエーケー屯田店 中沢 慎二郎さん)

いつでも取り出せる場所で保管し、年数回程度、充電を確認しておくことが必要だ。

ただ、ポータブル電源は、電気がないと充電が出来ないため、ソーラーパネルも一緒に用意しておくことがオススメ。

災害はいつ起こるか分からない。

普段から備えておくことが大切だ。

北海道文化放送
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