内閣府が発表した11月の「景気動向指数」は、景気の現状を示す「一致指数」が99.1で、前の月を0.5ポイント下回った。3カ月連続の悪化。

洋服などの販売額が、物価高や暖冬の影響で減った。半導体製造装置などの出荷も世界経済の停滞でマイナスが続いている。

数カ月先の景気を示す「先行指数」も前月比で1.0ポイント下がり、悪化に転じた。消費者の買い物への意欲を示す「消費者態度指数」は3カ月連続で悪化。家電や家具などの在庫率が上がっていて、物価高による買い控えが影響している。

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