甲子園で喫煙の熊本県議が、今度はタクシーで暴言。
タクシー運転手が行き先を勘違い 熊本県議が暴言
タクシーの車内をとらえたドライブレコーダー映像には、酔っているのだろうか、乗客の男性が運転手の男性に「うち殺すぞお前」などと叫び始める。
この乗客は熊本県の井手順雄県議（63）。
井手県議といえば、夏の甲子園の観客席で加熱式たばこを吸うなどして批判され、9月に自民党を離党したばかり。
問題の動画は12月24日の午後8時過ぎに撮影された。
運転手：
（行き場所は）どこですかね？
井手県議：
沖新町。
運転手：
沖新町？
井手県議：
うん。
熊本市内でタクシーに乗った井手県議は、行き先を市の西側にある「沖新町」と伝える。しかし関係者によると、運転手はこの時、行き先を「天明沖新」と勘違いし、向かってしまったという。
しばらく経ったところで井手県議が気付く。
井手県議：
どこや？
運転手：
沖新ですよ、ここら辺は。
井手県議：
ばかたれ。沖新やないって天明や天明、ここは。
運転手：
そう、天明の沖新です。
井手県議：
ばかたれ。あのあの沖新町に行け。新港通り。
運転手：
新港通りですか！？そしたら全然違いますね。
「うち殺すぞ！」暴言だけでなく、助手席を蹴る？
すると井手県議は、運転手が料金を高くするため、わざと遠回りしたと因縁をつける。
井手県議：
お前分かってて行っただろ。そういうやつが一番好かん。
運転手：
そげんじゃなくて。
井手県議：
おい！
運転手：
間違っとらんです。
井手県議：
おい！
運転手：
はい。
井手県議：
うち殺すぞ！
熊本弁で“ぶん殴って殺す”という意味の「うち殺す」と発言。さらに…
井手県議：
ドあほが。いらんことするな！
運転手：
ちょっと待ってくださいよ。警察呼ばな仕方がない。
運転手によると、この時、井手県議が助手席を蹴り上げたという。
井手県議：
頼むばい、○○（運転手の名前）さん！○○さ～ん頼むばい。ぜひとも訴える俺が…。
運転手：
そんなこと言わないでくださいよ。正月前に…。
井手県議は「訴えるよ、訴える」と言い放った後、料金を支払い去っていった。
井手県議「こちらは被害者」と謝罪なし
今回の行為について、井手県議は「わざと道を間違え、ぼったくられた」と主張。
暴言については「酒を飲んでいて覚えていないが、音声が残っているなら間違いない」と話しているが、「こちらは被害者だと思っている」と謝罪する考えはないという。
甲子園での喫煙に続く井手県議の問題行動に対し、熊本県民からは憤りの声が聞かれた。
熊本県民：
酔っ払いですね。この人自覚が足りないじゃないですか。
熊本県民：
本当は模範にならない（といけない）人ですけどね。
タクシー会社は26日、警察に被害届を提出するとしている。
（「イット！」12月26日放送分より）
