8月19日に北海道で初めて生まれた、札幌市円山動物園のアジアゾウの赤ちゃん。現在、母親のパールに見守られながら元気に育っている。
ゾウの赤ちゃん…すくすく元気に

飼育係に水をかけてもらい気持ちよさそうな赤ちゃんゾウ。ホースから出る水に興味津々の様子だ。

ゾウの水浴びというと鼻を上手に使って体全体に水をかけるイメージがあるが、まだそのような動きは見られない。
母親のパールに見守られながら、砂地をゆっくり踏みしめて歩く赤ちゃんゾウ。

丸太を鼻でつついたり、脚で押してみたりと母親のパールの動きをマネする様子も。

「最近は“放飼場”を走り回ったり、パールから離れて砂山で遊んだり、少しずつお母さんから離れて自分の興味のあるとこに入ったり。生まれたあとすぐより、行動が変わってきたと実感している」(円山動物園・鎌田祐奈さん)

赤ちゃんゾウの成長具合は…?
ところで赤ちゃんゾウの成長具合は…

「先ほど初めて体重計に乗った。体重は155キロあった。生まれた時からだいぶ大きくなり私たちもびっくりした」(円山動物園・鎌田祐奈さん)

生まれた当時は推定110キロだったので11日が過ぎ、45キロも増えた。
早ければ9月にも一般公開
円山動物園では、人に慣れるように28日からボランティアスタッフをゾウ舎に入れる訓練を始めた。

今後は、観客役のボランティアの数を増やしたり子どもを入れた訓練も行うとしている。
赤ちゃんゾウは早ければ、9月中旬の3連休にも一般公開される見込みだ。

動物園を訪れた人たちも赤ちゃんゾウに会えるのを楽しみにしている。
「赤ちゃんゾウを見てみたい」(来園客)

赤ちゃんゾウの性別はまだ明らかになっていない。
名前は動物園側が考えた複数の候補の中から、来園者の投票で決めるという。
愛らしくすくすく育っているゾウの赤ちゃん、9月中旬とみられる一般公開の日が待ち遠しい。
(北海道文化放送)