岐阜・高山市の現職市長が市の条例に違反。

連日、吸ったたばこを“ポイ捨て”する様子を収めた動画がSNSに投稿され、波紋が広がっている。

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高山市長が条例違反…たばこの“ポイ捨て”の瞬間

SNSに投稿された動画には11月13日と14日に、市長が側溝にたばこを捨てる姿が映っていた。

田中明市長は12月15日の夜に開いた記者会見で、ポイ捨てを認め謝罪した。

岐阜・高山市 田中明市長:
今までマナーを守ってきたつもりだったんですけど。マナーを守って吸うようにしたいというふうに考えています。

動画に映っているのは11月14日、自宅の前でたばこを吸う田中市長。田中市長は吸っていたたばこを側溝に投げ捨てる…

吸っているたばこを…
吸っているたばこを…

ポイ捨ての瞬間だ。

側溝へ投げ捨てる
側溝へ投げ捨てる

別の日(13日)に撮影された動画でもたばこをポイ捨て。

高山市では2008年から、市内全域でたばこのポイ捨てなどを禁止する条例が定められている。

「ポイ捨て記憶にないとしか…」

――条例について認識は?

岐阜・高山市 田中明市長:
はい。認識しております。

「日常的にポイ捨てをしていたのか?」を聞かれると、田中市長はこう答えた。

岐阜・高山市 田中明市長:
正直に申し上げて、(これまで)ポイ捨てしたかどうかというふうに聞かれれば、記憶にないっていうことしか言いようがないです。一連の動作としてたばこを吸ってますので、そのまま捨てたことがないかと言われれば、ないという断言もできません。

そして、取り出したのは携帯灰皿…

岐阜・高山市 田中明市長:
外に行く場合は必ず…今日だから持ってきたという意味じゃなく、こういったもの(携帯灰皿)におさめるようにしていますので。恒常的にポイ捨てしているかというのは、私としては“していない”と認識はしている。

今後たばこはやめる?煙に巻く回答

では、なぜ動画が撮影された日は携帯灰皿を使わなかったのか?

岐阜・高山市 田中明市長:
その時に携帯灰皿を持っていたかどうかということは記憶にはないです。“もっていた”かもしれませんし、“持ってなかった”かもしれない。

報道陣を煙に巻くような、曖昧な回答を繰り返した田中市長。

今後、たばこをやめるつもりはあるのか聞かれると…

岐阜・高山市 田中明市長:
たばこをやめるかについては、ここで「禁煙します」ということは断言するつもりはないです。(ただ)やめるような方向で行きたいなと思う。

田中市長は今後も市長を続ける考えだ。

(「イット!」12月16日放送分より)