PK戦の末、惜しくもクロアチアに敗れ、念願のベスト8進出を逃したサッカー森保JAPAN。一夜明けてフジテレビの番組に生出演し、森保一監督(54)が激闘を振り返った。

森保一監督:
選手たちは素晴らしい準備をしてくれて、戦いを全力を尽くして最後まで日本人らしく戦い抜いてくれた中で、やはり最後、その努力を結果に結びつけられなかった自分に何か足りないのかなという思いでいます。

サッカー日本代表を率いた森保一監督「選手たちは素晴らしい準備をして、戦い抜いてくれた」
サッカー日本代表を率いた森保一監督「選手たちは素晴らしい準備をして、戦い抜いてくれた」
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そして、選手たちの言葉がVTRで紹介されると…。

日本代表キャプテン・吉田麻也選手:
長くサッカーやってますが間違いなく一番尊敬できる監督ですね。もう一個勝って、監督をもう一個上に連れていってあげたかったですね。

「監督をもう一個上に連れていってあげたかった」吉田麻也選手たちの言葉を聞き、涙を浮かべる
「監督をもう一個上に連れていってあげたかった」吉田麻也選手たちの言葉を聞き、涙を浮かべる

目を潤ませ話す吉田選手。VTRを見た森保監督も涙をぬぐった。

森保一監督:
選手の話を聞けば聞くほど、自分が足りなかったと思いますね。もっと思いを強く持ってワールドカップに臨んで、選手を勝たせてあげたかったなと思いますね。

「自分が足りなかった。もっと思いを強く持ってW杯に臨んで、選手を勝たせてあげたかった」
「自分が足りなかった。もっと思いを強く持ってW杯に臨んで、選手を勝たせてあげたかった」

時に熱く、時に冷静に、選手たちを鼓舞しつづけた森保監督。そんな森保監督が選手以外にも向けたある真摯な行動に、海外メディアから称賛の声が上がっている。

試合終了後、森保監督は日本サポーターたちの元へ歩き、約6秒間、深々と頭を下げたのだ。

この行動に韓国紙「ハンギョレ」は、「胸に手を当て90度で深くお辞儀、応援してくれたファンに約6秒間あいさつした」と紹介。アメリカのスポーツ専門チャンネル「ESPN」も、「カタールまで応援に駆けつけたファンへ感謝の気持ちを込めてお辞儀、尊敬する」と伝えた。

そして、FIFAはツイッターで、試合後の森保監督の挨拶やサポーターが観客席のゴミを拾う様子の写真を掲載した上で、「日本代表とファンに対して胸が張り裂けるような思いです。ワールドカップに足跡を残してくれてありがとう」と投稿。

さらに、海外のファンからも「素晴らしい仕事」「最高の戦いを見せてくれた」「日本にリスペクト」との称賛の声が上がっている。

監督、選手、サポーターと一丸となって戦った、FIFAワールドカップ・カタール大会。

森保一監督:
日本が世界でやるべきことは攻守積み上げていき、目指すところをしっかりもっておけば、いい選手が出てきた時に一気に花開くという思いでいます。

(「イット!」12月7日放送)

FIFAワールドカップ カタール2022
12月10日(土) 午後2時30分  ウィークリー ハイライト
12月17日(土) 午後2時30分  大会ハイライト 
        よる11時10分  3位決定戦