父親と弟を殺害した罪に問われた女に、判決が言い渡された。

父にはインスリン過剰注射 弟は自殺を装い…

弁護側は「無罪」主張。検察側は「死刑」求刑。裁判所が下した判決は…

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記者に対し、笑顔で話す足立朱美被告(48)。

カメラにピースサインを見せる朱美被告と一緒に写っているのが、死亡した父・富夫さん(当時67)と弟の聖光さん(当時40)だ。

4年前、朱美被告は、堺市の実家で富夫さんにインスリンを過剰に注射して殺害。

聖光さんも練炭自殺を装って殺害した罪などに問われている。

朱美被告は聖光さんの遺言書を偽造したとみられ、そこには「俺はおとんにインスリンを打った」などと書かれていた。

これまでの裁判で、朱美被告は黙秘を続けていた。
弁護側は「富夫さんは末期がんで死亡した。殺害する動機がない」などと無罪を主張。
一方で、検察側は死刑を求刑していた。

そして29日午後1時半、大阪地裁で言い渡された判決は…無期懲役。
朱美被告による富夫さんへのインスリン投与は殺害行為だと認定。
また、「遺書は被告が作成した。犯人以外が遺書を作成するとは考えにくい」などと指摘し、聖光さんも朱実被告が殺害したと認定した。

(「イット!」11月29日放送より)