忙しい毎日、「なるべく料理は時短で済ませたい」と考えている人も多いのではないか。

今回は、電子レンジとクッキングシートで料理が完成する「包み蒸し」のやり方や詳しいレシピについて紹介する。

「包み蒸し」はどんな調理方法?

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包み蒸しとは、クッキングシートに食材を置いてキャンディのように包み、電子レンジで加熱する調理方法だ。

電子レンジで加熱するだけなので、とても時短になるようだ。

続いては、包み蒸しを活用した詳しい調理方法について紹介する。

“包み蒸し”なすのキーマカレー

まずは、包み蒸しを活用した「なすのキーマカレー」。

ナスの皮はしま目に向き、厚さ1cmの輪切りに。

ナスを切り終えたら、5分ほど水につけてあく抜きし、変色を防ぐとGOOD。

続いてボウルに豚ひき肉と調味料、すりおろしたニンニクとジャガイモを入れてよく混ぜる。

ジャガイモをすりおろすと、カレールーの代わりにとろみをつけられるそうだ。

続いて、クッキングシートを30cmほどの正方形に切る。

クッキングシートを切る際は、三角形に折りながらサイズを調整するときれいに切れる。

正方形に切ったクッキングシートを対角線上に折り、耐熱皿に乗せる。

続いて水気を拭いたナスをクッキングシートに乗せ、サラダ油をかけて絡める。

その上から、調味料と混ぜた豚ひき肉をかけていく。

具材を乗せ終えたら、クッキングシートを包んでいく。

三角形に折ったクッキングシートの手前と奥の頂点を重ねて持ち、1cmから1.5cmの幅に3〜4回折り込む。

隙間なく折り込むと、蒸気を逃がさず加熱ムラを防げる。

続いて、キャンディを包むようにクッキングシートの両側を2〜3回ひねる。

あとは電子レンジの中央に入れ、500Wで3分30秒加熱して完成だ。

加熱後にクッキングシートを開いた際、全体をよく混ぜると余熱でしっかりと火が入る。

お皿に盛ってももちろんよいが、クッキングシートのまま食卓に出すと洗い物を最小限にできる。

茹でずに調理しているため、栄養が失われにくい点もポイントだ。

カロリーカット!超簡単「チキン南蛮」

続いては、カロリーを60%もカットできる「包み蒸しチキン南蛮」。

鶏肉は繊維を垂直に断つよう、1.5cmほどの厚さに切り分けていく。

切った鶏肉は、フォークで数か所穴をあけると熱が通りやすくなる。

パサつきが気になりやすい鶏むね肉でも、包み蒸しなら柔らかく仕上がるのだそう。

続いて、ボウルに調味料を入れて混ぜ、鶏肉を入れて2〜3回揉む。

そのまま15分ほど漬け込むと、しっかりと下味が付く。

鶏肉を漬け込んでいる間に、タルタルソースをつくる。

ボウルにゆで卵と玉ねぎ、塩コショウと片栗粉を入れて混ぜる。

続いてサラダ油とマヨネーズを加え、よく混ぜて完成だ。

鶏肉の漬け込みが完了したら、タレから取り出して水気を拭き、片栗粉を両面に薄くつけていく。

最後にサラダ油をかけたら、先ほどと同様にクッキングシートに包み、500Wで3分30秒温める。

加熱後に火の通り具合をチェックし、必要に応じて包みなおしてから20秒ずつ加熱して様子を見る。

鶏肉にしっかりと熱が通ったら、タルタルソースをかけて完成だ。

鶏肉はふっくらとしていて、味はチキン南蛮そのもの。

揚げていないため、1食あたりのカロリーは約60%も減らせる。

冷凍「鶏手羽のコーラ漬け」包み蒸しレシピ

包み蒸しは保存しやすく解凍も簡単なため、冷凍にもおすすめ!

続いては、「鶏手羽のコーラ漬け」の冷凍レシピ。

まずは手羽中にフォークで穴をあけ、味を染み込みやすくする。塩をふり、5分ほど置く。

その間にボウルに調味料を入れておき、5分経過したら手羽中の水気を拭いて20~30分漬け込む。

漬け込んでいる間にクッキングシートを準備しておくと、より効率的に調理を進められる。

漬け込みが完了したら、水気を切った手羽中を4本ずつクッキングシートに置いていく。

キャンディのように包んだら、フリーザーバッグにそのまま入れる。

あとは冷凍庫に入れ、食べたいときに電子レンジで温めるだけ。

食べるときはフリーザーバッグから凍った包み蒸しを取り出し、耐熱皿などに乗せて電子レンジへ。500Wで6分30秒温める。

温める際は加熱ムラができないよう、包みを1つずつ加熱する。

最後にお好みで小ネギなどを散らして、完成!

手羽中にしっかりとタレのうまみが染み込んでいる。

ヘルシーかつ時短、さらにおいしい料理が作れる包み蒸し、ぜひご家庭でも試してみては。

北海道文化放送
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