年末にかけても乳製品や冷凍食品など値上げが予定されている。物価上昇が止まらない中、利用客から「いつも安い」と人気の激安スーパーがある。安いだけでなく、“楽しさ”も追求。徹底した地域密着型のサービスを提供している。
カボチャが"98円"！ 仕入れにこだわり
開店前にも関わらず長蛇の列が…。物価が家計を直撃している今、これまで以上に利用されているのが激安スーパー。
仕入れ担当：
ちょっと原価なんですけど、お客さんが喜んでくれれば
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「安さ」の秘密を探ってみると…いろいろな「ルール」があることが分かった。
札幌市の「マルコストアー」。東区の「東苗穂店」など、札幌市内で2店舗を構える、創業60年の地域密着スーパーだ。
客：
ここ安いんだわ。安くて品物が良い。1週間に5回来ている
この日は生ホッケが1匹なんと500円!
旬のカボチャが1玉98円だった。
客：
安いよな、98円。でもホクホクして美味しかった。こればっかり食べている
安さだけでなく、鮮度の良さも人気の理由だ。その仕入れに同行した。
「マルコストアー」で主に野菜の仕入れを担当している佐々木康介さん。
マルコストアー 青果担当・佐々木康介さん：
とにかく鮮度感を一番に考えて、セリ場を回る。あとは値段の交渉。その日にしか入荷しないものがあるので、そういうのを重点的に回る
市場には必ず足を運ぶ佐々木さん。直接、モノを見るのが重要だという。
マルコストアー 青果担当・佐々木康介さん：
ちょっと普通のサイズよりは小ぶり。品質がいいので、袋に入れて販売。元々袋に入っているよりも安く販売できる
長ネギの価格はセリで決められる。
しかしこの日は…。
マルコストアー 青果担当・佐々木康介さん：
やっぱり高いですね
なかなか手を出しにくい値がつけられた。こういう場合、佐々木さんには秘策があった。
マルコストアー 青果担当・佐々木康介さん：
きょうは軟白(長ネギ)あります?
軟白長ネギを狙う。
マルコストアー 青果担当・佐々木康介さん：
いいですね
仕入れたのは、富良野産の軟白長ネギ。
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